子どもが楽しく園に来てもらえる/安心して預けてもらえるためには子どもとの信頼関係を築く必要があります。入園したての時、園では鳴き声が多数発生します。子どもたちがご両親から離れると泣いてしまって中々活動に切り替えられないのですが、保育士との信頼関係がない状態で尚且つ、両親が迎えに来てくれるルーティーンがない為です。安心して楽しく過ごしてもらうことを最優先で園での生活を寄り添いながらサポートしていました。日々の積み重ねにはなりますが、子どもとの信頼関係を築くことは、健全な発達と良好なコミュニケーションの基盤となります。信頼関係を築くためには、以下の方法を試してみると良いでしょう。

1. 一貫性と信頼性

  • 約束を守る: 約束したことは必ず守り、信頼を裏切らないようにします。例えば、遊ぶ時間やルールに関する約束を守ることが重要です。
  • 一貫した対応: 日常のルールや期待に一貫性を持たせ、予測可能な環境を提供します。矛盾や予期せぬ変化は混乱を招く可能性があります。

2. 積極的なコミュニケーション

  • オープンな対話: 子どもが自由に自分の気持ちや考えを話せるよう、安心感のある環境を作ります。聞く姿勢を大切にし、理解を示します。
  • 感情の共有: 自分の感情や考えを率直に伝え、子どもにも自分の感情を表現する方法を教えます。

3. 肯定的な関わり

  • 褒める: 子どもの良い行動や努力を認め、褒めることで自信を育てます。具体的な行動に対する具体的な褒め言葉が効果的です。
  • 承認と受容: 子どもがどんな状態でも受け入れる姿勢を示し、無条件の愛とサポートを提供します。

4. 共感と理解

  • 感情の理解: 子どもの感情や状況に共感し、その気持ちを理解する姿勢を見せます。「それは大変だったね」「悲しかったんだね」といった言葉で共感を示します。
  • 対応の柔軟性: 子どもが困難に直面したときに、柔軟に対応し、支援を提供します。時には変化が必要な場合もあります。

5. 関心と参加

  • 興味を示す: 子どもが興味を持っていることや活動に対して関心を示し、一緒に時間を過ごすことで、信頼感を深めます。
  • 共同作業: 一緒に遊ぶ、学ぶ、作業をすることで、絆を深め、信頼関係を築きます。

6. ポジティブな体験の提供

  • 楽しい活動: 子どもと一緒に楽しめるアクティビティを計画し、良い思い出を作ります。これにより、ポジティブな感情が信頼関係を強化します。
  • 成功体験: 子どもが成功体験を積む機会を提供し、自信を持たせることで、信頼感が深まります。

7. 規則と限界の設定

  • 明確なルール: 家庭や教育の場でのルールを明確にし、一貫性を持たせます。ルールを説明し、その理由を理解させることが重要です。
  • 適切な境界: 子どもが理解できる範囲で境界を設定し、安全で安心できる環境を提供します。

8. 積極的な関与とサポート

  • 問題解決の支援: 子どもが問題に直面したときに、一緒に解決策を考える姿勢を示します。
  • 困難な状況でのサポート: 子どもが困難な状況にあるときに、適切な支援を提供し、共に乗り越える姿勢を見せます。

9. モデルとなる行動

  • 良い行動の見本: 自分が模範となる行動を示し、子どもにその行動を学ばせます。言葉だけでなく、行動でも信頼を築くことが大切です。
  • 誠実さと透明性: 子どもに対して誠実であり、正直な対応を心がけます。嘘や隠し事は信頼を損なう原因になります。
  • 子どもの話を最後まで傾聴し、リアクションも大きい(4. 共感と理解感情の理解
  • 視線を子どもと同じ高さにして話す(4. 共感と理解感情の理解
  • 出来ない自分/好きじゃない自分も子どもの一部。(3. 肯定的な関わり承認と受容)                      全部受け入れて頑張れない理由を聞き出し、寄り添いながら解決する
  • 子どもの名前で呼ぶ(○○くん、○○ちゃん)(2. 積極的なコミュニケーションオープンな対話
  • 子どもになりきって全力で遊べる(5. 関心と参加興味を示す/共同作業
  • 構えず、素で接することができる(9. モデルとなる行動誠実さと透明性
  • 笑顔で優しい雰囲気を作る(2. 積極的なコミュニケーションオープンな対話
  • 子どもから見て出来ることが多い、模範となる(9. モデルとなる行動良い行動の見本

子どもとの信頼関係は、時間をかけて築くものであり、一貫性、共感、サポートが重要です。子どもが安心して自分を表現できる環境を作り、積極的に関わることで、健全な信頼関係を築いていくことができます。そして子どもとの信頼関係を築くことでご両親とも同じ状態になったことになります。子どものことを理解して、成長を共に喜べる味方と思ってもらえれば、信頼を勝ち取ったと言えるでしょう。子どもが園に行きたいと言ってもらえるようになればご両親も安心しますからね。

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投稿者 はるてぃ

9歳の息子と嫁の3人の家族構成です。 今は電気関係の中間管理職。保育士勤務時代は主に1歳児クラスの担任をしていました。 人生楽しくをモットーに自分や家族を巻き込みながらいろいろチャレンジしています。多趣味なので広く浅くのスタンスです。