自転車事故を未然に防ぎ、継続的に自転車を安全に利用するためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
自分でできる自転車のメンテナンスには、いくつかの基本的な作業があります。以下のポイントを参考にして、定期的にメンテナンスを行いましょう。
目次
- 整備不良の自転車とは
- 自転車点検のポイント
- 整備不良による罰金
- 自身でできる、自転車の整備
- タイヤの点検
- 各パーツへの注油
- 自転車の拭き掃除
- ブレーキの調整
- ライトと反射材のチェック
- ホイールの確認
- まとめ
整備不良の自転車とは
要するにブレーキの利きが悪く、交通の危険を生じる恐れのあるものや夜間において、前照灯がつかず、また、後部反射器材又は尾灯が備え付けられてないものを指します。
自転車点検のポイント
- ブレーキ:前後輪とも良くきくか
- タイヤ:空気は十分に入っているか
- ベル:よく鳴るか
- サドル:グラグラとゆるんでいないか、両足先が地面につく高さになっているか
- ハンドル:曲がっていたり、グラグラしていないか
- 反射材:汚れてないか、よく見えるか
- ライト:点灯するか
引用:https://www.police.pref.saitama.lg.jp/f0010/kotsu/jitennshatennkienn.html
整備不良による罰金
- 無灯火運転:5万円以下の罰金【道路交通法第52条第1項】
- 制動装置(ブレーキ)不良自転車運転:5万円以下の罰金【道路交通法第63条の9第1項】
- 反射機材等の装備義務違反:5万円以下の罰金【道路交通法第63条の9第2項】
- 警音器装備義務違反:5万円以下の罰金【道路交通法施行細則第10条第2項】
引用:https://www.police.pref.saitama.lg.jp/f0010/kotsu/jitennshatennkienn.html
自身で出来る、自転車の整備
タイヤの点検
推奨頻度:月1回
空気圧を確認し、適切な圧力に調整します。タイヤに亀裂や摩耗がないかチェックします。
タイヤのバルブ状態の確認(空気が抜けるようであれば虫を変えてみる)
各パーツへ注油
推奨頻度:月1回
注油しないとどうなるか?
→油が少なくなると部品の摩耗など寿命が短くなったり、異音の原因になります。
注油の場所はどこ?
チェーンの駒・ワイヤー・鍵やスタンドが対象になります。
1.チェーンの駒に注油。余分なオイルは雑巾でふき取ります。
2.ワイヤーへの注油。ブレーキレバーにスプレーし、握ってなじませます。
オイルがグリップにつかないように注意してください。
3.鍵、スタンドへの注油。この部分も余分なオイルをふき取るのを忘れないようにしましょう。
必要なもの:チェーンオイル、ぞうきん、軍手
自転車の拭き掃除
推奨頻度:月1回
汚れを早めに除去することで自転車自体の状態を良くし、未然の不具合を防ぐきっかけになります。
但し、チェーンとフレーム(本体)だけにすると良い。
必要なもの:パーツクリーナー、ぞうきん(ウェス)、軍手
ブレーキの調整
ブレーキパッドの摩耗を確認し、必要に応じて交換します(自転車屋さんで)。ブレーキレバーを引いたときの反応もチェックし、ブレーキの利き具合を確認。
ライトと反射材のチェック
前後のライトが正常に点灯するか、反射材がしっかりと取り付けられているか確認します。
ホイールの点検
ホイールが真っ直ぐ回転するか確認し、振れがあれば調整します。また、スポークの緩みもチェックします。
まとめ
これらの作業は比較的簡単で、専用の工具があれば自分で行えます。
定期的なメンテナンスで、自転車の性能を保ち、安全を確保することが出来ます。
必要最低限のメンテナンスは自身で実施して、コストを下げ大事な自転車を長く使えるように心掛けていきましょう!!