保育士の時は1歳児の担任だった為、夏場の活動時間はご両親にも協力いただき、主にパンツで過ごすトレーニングをしていました。つまり、保育園の環境だと1歳児から実施していました。 子どもが排泄できるようになるためのトイレトレーニング(トイレットトレーニング)は、子どもの成長において重要なステップです。以下に、効果的なトイレトレーニングのコツとステップを紹介。保育園での経験交えて説明します。
ステップ1: 準備段階
園では0歳時から2歳児が同じ部屋で生活していたため、トイレトレーニングの真似ができる/したくなる環境が揃っています。そのため、早い段階からトイレトレーニングが出来ます。子どもの成長とご両親の承諾を得て進めるので協力体制があってこそ実現できていました。
- 適切なタイミングを見極める
- 子どもがトイレに興味を示し始める時期(通常は18ヶ月から3歳の間)に開始します。
- おむつが濡れた状態を嫌がる、トイレに座りたがる、排泄のサインを示すなどの兆候が見られる場合が適切な時期です。
- トイレトレーニングに必要なアイテムを準備する:
- 小さな便座や補助便座、トレーニングパンツ、トイレに行くタイミングを確認するためのタイマーなどを用意します。
- 子ども用の絵本や動画を使って、トイレの使い方を楽しく学ばせることも効果的です。
ステップ2: トイレに慣れさせる
園での様子は気の合う友達やお兄さん/お姉さんがトイレに行くよう、促されているのを最初は興味で他の子どものトイレトレーニングを見ています。そのうち、オマルや便器に座る真似をするようになり、ここで周りから褒められるので自信がつくようです。オマルや便器の使い方がわからず座る向きを反対にしてしまったりしますが、繰り返し伝えていくことで理解していきます。
- トイレを見せる:
- トイレに座る練習をさせます。最初は服を着たままで座ることから始め、トイレに慣れさせます。
- 子どもがトイレに座ることに慣れたら、実際に排泄するように促します。
- トイレの使い方を説明する:
- 絵本や動画を使って、トイレの使い方や排泄の仕組みを子どもに分かりやすく説明します。
ステップ3: トレーニングの開始
園では活動の合い間にトイレに誘います。その他、活動時の動作がいつもと異なる場合は素早く声掛けし、トイレに誘っていました。おもらししてしまっても言葉を代弁し、子どもの気持ちに寄り添います。「パンツが濡れて、気持ち悪くなったね。体をふいて、新しいパンツにしよう!!」など、言葉の取得も個人差ある時期なので、声に出してしっかり共感します。失敗や成功も他の子どもたちが見ているので経験値としては園の方が多いと感じていました。
- 定期的にトイレに誘う:
- 起床後、食事の後、お昼寝の後など、定期的にトイレに連れて行きます。
- 排尿や排便のサインを見逃さず、適切なタイミングでトイレに連れて行くようにします。
- 褒める・励ます:
- 成功した時には大いに褒め、失敗しても怒らずに励ますことが大切です。
- 小さな成功を積み重ねることで、子どもの自信がつきます。
- トレーニングパンツの使用:
- トレーニングパンツを使うと、おむつよりも排泄感覚がわかりやすくなります。
- おむつからトレーニングパンツ、そして普通のパンツへと段階的に移行します。
ステップ4: 継続とフォローアップ
園でパンツに慣れてきても、休日や自宅での排泄がおむつに戻ってしまうと一進一退が続きます。忙しい日々が続くとは思いますが、経験の記憶では園と連携して一貫性を保つことでパンツに切り替わる子どもが増えていました。外出先など環境が変われば子どもの不安も増大します。子どもの気持ちに寄り添って焦らず、トイレトレーニングを進めてください。(いつも時間にゆとりがあるわけでは無いと思いますので、外出先は一旦、おむつで過ごすのもOKだと思います)自分の息子の時もトイレトレーニングをしているから絶対にパンツでなければならないとまでは追い詰めないようにしました。
- 一貫性を保つ:
- トイレトレーニングを日常の一部として一貫して続けることが重要です。
- 家族全員が同じ方法でサポートするようにしましょう。
- 失敗を受け入れる:
- トイレトレーニング中に失敗はつきものです。失敗しても、子どもを責めずに次の機会を待ちます。
- 失敗の原因を見つけ、次に同じミスを繰り返さないようにするための対策を考えます。
- 自主性を尊重する:
- 子どもが自分でトイレに行く意欲を持てるように、自主性を尊重します。
- 子どもがトイレに行きたがる時には、すぐに対応できる環境を整えます。
その他のアドバイス
トイレの雰囲気を明るくしたり、トイレに続く導線に動物の足跡シールを張ってみるなど子どもが楽しくトイレトレーニングが出来るようにしてみてください。大事な子どもの成長を家族で共有しながら子どもに自信をつけさせてください。どや顔の子どもも、かわいいですよね。
- リラックスした雰囲気作り:
- トイレトレーニングを楽しいものとして感じさせるために、リラックスした雰囲気を作ります。
- トイレタイムを特別な時間として楽しむことができるように工夫します。
- 成功体験を共有する:
- 家族や友達と成功体験を共有し、励まし合うことでモチベーションを高めます。
保育士の職を離れた今でも、受け持った子どもの成長の瞬間は記憶しています。感動とその瞬間の笑顔が忘れられません。排泄がうまくいった日のお便りには沢山褒めてあげてくださいと書くようにしていました。ご両親と子どもの成長を共有するタイミングはは保育士最高!!と思える瞬間でした。ともあれ、トイレトレーニングは、子どものペースに合わせて無理なく進めることが大切です。忍耐強くサポートし、成功を喜び合いながら進めてください。
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