私の息子は発達障害をもっています。保育士免許を取得する過程でも勉強はしましたが、知識として入れて関わる可能性は低いのかな・・・なんて思っていました。園でも携わる子どもが大きくなってくると傾向が出てきた事例や我が子も早産(大人の手のひらサイズ)だった為、気にはしていましたが、あまり泣かない(夜泣きが少ない)や言語の取得が遅い、車のおもちゃをきれいに並べて車と同じ視線で動かして遊ぶ、日常のルーチンを変更すると癇癪を起すなど、自閉スペクトラム症を持っていました。早い段階で気が付いたため、発達支援センターに通ったり、発達支援の関連機関に相談しながら過ごした結果、小学校1年生は支援学級に通い、2年生からは普通学級に移ることが出来ました。先生方からも早めに子どもに合わせた対処をし、成長を伸ばせたからかもしれませんねと言って頂けました。妻と子どもの頑張りが大きいですが関係者の方には感謝しかありません。子ども、両親にとって最善の選択をするためにまずは両親が発達障害についてしっかり学びました。書籍やネットで調べるのは勿論、公共の施設で行われる発達支援の勉強会など積極的に参加しました。

発達障害を持つ幼児の支援は、特別な配慮と個別のアプローチが必要です。            以下に、発達障害を持つ幼児に対する理解とサポートの方法についてまとめました参考にしてください

発達障害は、神経発達の違いにより、認知、行動、コミュニケーション、社会性に影響を及ぼす障害です。代表的な発達障害には以下のものがあります。

  1. 自閉スペクトラム症(ASD)
    • 社会的コミュニケーションや相互作用に困難を持つ。
    • 特定の興味や行動パターンが繰り返される。
  2. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
    • 注意を集中することが難しい。
    • 多動性や衝動的な行動が見られる。
  3. 学習障害(LD)
    • 読み書きや計算など特定の学習領域で困難を抱える。

発達障害を知り、我が子や園で関りがある子どもに該当する部分が複数ある子は可能性が高いため、次に記載した対応方法で接してみました。

昔は個性と勘違いされ、「なぜ当たり前が出来ない!!」など親や先生からもからも理解されない環境はありましたが、今は医学も発達し、発達障害の詳しい症状や対応方法がわかってきました。両親だけではなく関わりのある園や周囲の方などに理解してもらうことで本人が生きやすい環境になってきました。

  1. 早期の評価と診断
    • 発達の兆候を早期に見つけ、専門家による評価と診断を受けることが重要です。早期の支援が将来の発達に大きな影響を与えることがあります。
  2. 個別の支援計画の策定
    • 発達障害の特性に応じた個別支援計画(IEP)を作成し、具体的な目標と支援方法を決定します。これには、療育、言語療法、作業療法などが含まれることがあります。
  3. 環境の調整
    • 静かな環境: 過度な刺激を避け、静かで落ち着いた環境を提供します。
    • 視覚的サポート: スケジュールやルールを視覚的に提示し、理解を助けます。絵カードやピクトグラムなどが有効です。
  4. コミュニケーションのサポート
    • 簡潔で明確な言葉: 指示やコミュニケーションを簡潔にし、具体的な言葉で説明します。
    • コミュニケーション支援ツール: 言語が難しい場合、絵カードやタブレットを使った支援ツールを活用します。
  5. 社会性のスキルを育てる
    • ソーシャルスキルのトレーニング: ルールを守る、順番を待つ、他人と協力するなど、社会的スキルの練習を行います。
    • 模範行動: 大人が良い例を示し、模倣を通じて社会的スキルを学ばせます。
  6. 行動の管理と支援
    • ポジティブな強化: 望ましい行動を褒め、強化します。罰ではなく、ポジティブな強化を用いることが効果的です。
    • 予測可能なルーチン: 一貫性のある日常ルーチンを維持し、予測可能な環境を作ります。
  7. 家族との連携
    • 情報共有: 家族と協力し、家庭でも支援を続けるための情報や方法を共有します。
    • サポートの提供: 家族にもサポートを提供し、ストレスを軽減できるようにします。
  8. 専門家との連携
    • 療育専門家: 言語療法士、作業療法士、心理士など、専門家と連携し、子どものニーズに合った支援を行います。
    • 定期的な評価: 定期的に進捗を評価し、支援計画を見直すことで、必要な調整を行います。

特に1.早期の評価と診断、7.家族の連携、8.専門家との連携は子どもの道しるべ、環境作りのために優先順位は高いものになります。

頼りになる味方です。

  • 発達支援センター: 地域の発達支援センター療育センターで、専門的な支援を受けることができます。→療育センター:基本的に子供やその家族を対象。子供の発達に関する問題や家族のケアにおいて支援を必要とする人々が利用。施設内では、児童福祉法に基づき、子供たちの保護やサポートが行われます。 発達支援センター:子供だけでなく成人も対象としています。学生や働く大人、高齢者など、幅広い年齢層の人々が利用。また、障害の度合いや種類に関係なく、支援を必要とする個人が受け入れられます。
  • 支援グループ: 同じような経験をしている家族と情報交換やサポートを受けることができます。
  • 教育資源: 特別支援教育のリソースやツールを活用して、家庭や保育園での支援を補完します。

如何だったでしょうか?我が子の場合は療育センターの通級で出会った子どもやママ友、先生方に特に妻は助けられています。心細い状態で同じような環境下のママ友や先生は大きな支えになったと聞いています。今も付き合いがありますしね。発達障害を持つ幼児への支援は、その子どもの特性やニーズに応じた柔軟な対応が必要です。個々の違いを尊重し、適切な支援を通じて、より良い発達を促進することが大切です。

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投稿者 はるてぃ

9歳の息子と嫁の3人の家族構成です。 今は電気関係の中間管理職。保育士勤務時代は主に1歳児クラスの担任をしていました。 人生楽しくをモットーに自分や家族を巻き込みながらいろいろチャレンジしています。多趣味なので広く浅くのスタンスです。